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2017年10月28日

咬み合わせで変わる足のしびれ

 こんにちは。 辻本です。
 朝夕はだいぶん冷え込んできましたね。
週末は台風の影響をうけそうで、野外での運動は
無理なようです。私は先週末は出張続きでしたの
で、体力の回復をまって、また軽く体を鍛えはじ
めようと思っています。
無理のない適度な負荷が大切だと考えています。


 さて、先頃治療を終えた患者さんを見て頂き
たいと思います。歯の咬み合わせは本当にカギに
なっていると実感します。
 この方は、最初下顎の歯は残す予定でしたが、
インプラントを行うには神経に近い両側の臼歯部
に造骨手術を行わなければならず(それも可能で
すが)、期間も費用も多くかかるため下顎はAll-on4
での治療を行っています。All-on4により、咬めるよ
うになるまでの期間を1年半年近く短縮できます。

 さて、土台となる歯がそろって、仮歯での調整を
始めたところ、それまで続いていた右首・肩の痛み、
右腰の痛み、右足ふくらはぎと足先のしびれが消え
ました。

調整前の顔貌は唇が左上がり(左口角が上がり)、
右肩が下がり、重心が右に乗っていました。そして、
横から見ると猫背になっていました。

この姿勢の狂いが、仮歯での調整によって、顔貌
が左右対称に揃い、肩がそろい、猫背も改善したの
と同時に全身の上記の症状も消えたのです。

 補綴が進み、上顎が最終補綴物になった時、下顎
は仮歯の状況でしたが、仮歯は磨り減りますので、
咬み合わせが少し変化し、右足甲のチリチリした
しびれが再燃しました。他の症状は全く再燃してい
ません。

興味深いことに、咬み合わせを修正して、歩いて
症状を確認してもらうと、すぐに足のしびれが消え
ます。
しびれが出るときは決まって右肩が少し下がってい
ます。右肩をそろえるように調整するとすぐに右足
甲のチリチリしたしびれが消えるのです。

下顎に最終補綴物が装着されるまでに、何度かこの
ようなことを繰り返しました。
ある規則に沿った、本当に少しの調整です。

 咬み合わせと身体バランス、体の健康について
あらためて認識させられた例です。
 
<治療前>
はるよ1.jpg

<治療後>
はるよ2.jpg
haruyo3.jpg

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丸橋全人歯科
理事長 丸橋賢

丸橋全人歯科 理事長 丸橋賢

1944年群馬県生まれ。東北大学歯学部卒業。同学部助手を経て、1974年、丸橋歯科クリニック開業。1981年、「良い歯の会」活動開始。2004年、群馬県高崎市栄町に「丸橋全人歯科」を開業。現在、丸橋全人歯科院長。日本口腔インプラント学会、日本全身咬合学会会員。日本歯内療法学会認定医。
主な著書に、『癒しの思想』 『全人的治癒への道』 『〈全人歯科〉革命』(以上、春秋社)、『新しい歯周病の治し方』 『歯 良い治療悪い治療の見分け方』 『よくわかる顎偏位症の治療と予防』 『インプラントで安心』 (以上、農文協)、『退化する若者たち』『心と体の不調は「歯」が原因だった!』(PHP新書)、『歯で守る健康家族』(現代書館)、『生きる力 〈いのちの柱〉を取り戻せ』(紀伊国屋書店)、『すいせん村のねこやしき』『エリカのお花ばたけ』(ストーク) など多数。