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2013年2月28日

インプラント治療後に多い噛み合わせの問題を解決

 こんにちは。 辻本です。 
まだまだ寒い日が続いていますが、いかがお過ごしですか?
 一方で、今日あたりは、かなり気温が上がって春の訪れを
感じます。
今年は花粉の当たり年で、群馬で昨年の3倍、埼玉や東京で
は6倍近くの花粉が飛散することが予想されています。
花粉症の方にはつらい季節ですね。

 さて、インプラント治療の不具合は、一般の方が見ても何が悪いのか
さっぱりわからないような例があります。
おそらく、そのような例の多くは、歯医者さんが見ても「ここが問題だ」
とはっきり指摘して、「こうすれば治る」と適切な対処をすることが
できないケースです。
 
 次の方は、そのような例と言えます。
昨年、他院でインプラント治療を受け、当院に来院された患者さんです。
昨年このブログでご紹介しました。
具体的な症状とその後の経過をお話します。
 
 一見して、歯ぐきの色もきれいなピンク色で、腫(は)れもなく、インプラント
治療に問題があるようには見えませんでした。
 
この方のレントゲン写真です。
下顎に植立されたインプラントは少し短いような気もしますが、骨の
吸収している様子もなく、インプラント自体の経過は良さそうでした。
 
 しかしながら・・・・
患者さんは治療を受け終えたあたりから右肩がつる手足の先が曲げ
られるような違和感、姿勢がねじられるような感覚
に襲われ、肩、
首、
背中にコリを認めるようになり、頭痛、右腕の痛みを生じていました。
しゃべりづらくろれつがまわりません。そして何より噛み合わせに
違和感
を感じていました。

患者さんが当院に来られた理由は、治療後から噛み合わせが合わず、
しっくりこないということでした。 このようなケースの場合、イライラして
精神的にも落ち着いていられず、不眠症になり、精神科の薬を服用し始
めている場合もあります。 この方もそうでした。
 
「奥歯で噛んでください」と指示すると、噛んだ後、すぐに上の写真の赤
矢印
のように奥歯に隙間ができてしまう状況でした。
この方は、顎が本来あるべき位置と噛んだときの位置が大きくずれ
ていた
のです。つまり、歯があるべき位置からずれた位置で作製され、
装着されていたのです。
噛み合わせを少々調整したくらいでは治りません。

上の前歯をはずし、仮歯にし、噛み合わせを調整すると、前に示した
すべての症状が劇的に改善し、症状がなくなりました。
現在は、体の歪みが改善し、落ち着いた姿勢でいられるようになった
と言います。
この方は、噛み合わせを安定させるため、上顎の奥歯を仮歯に変え、最後の
被せものを装着する段階です。

 このようなインプラント治療後の噛み合わせの問題は多く見られます。
治療後に問題のある方は、おひとりで悩まず、3月17日の相談会をぜひ
ご利用ください。
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2013年2月19日

働き盛りのお父さん、あなたの歯は大丈夫ですか?

 まだまだ男盛り、働き盛りとも言える立派な中年男性でも、歯を検査すると驚くほど歯周病が進行していることがあります。

 下のレントゲンはまだ40代になったばかりの男性のレントゲン写真。前歯が取れたといっての来院されました。
 身長は180センチ弱、体重は85キロ程度と立派な体格で、まだまだ30歳代の勢いが体から溢れ出ており、さぞや力持ちだろうなと想像させるような雰囲気のある方でした。しかし、よく観察してみると、肌の色つやはけして良いとは言えず、お顔には疲労の様子がうかがえました。やはり仕事が忙しく、歯医者に通う暇もないということで、できるだけ早く治療を終わりにしたいということでした。

 仕事優先、自分のことは二の次という感じで、食事はかなり不規則、仕事のストレスや疲れをお酒やコーヒー、間食などで発散しているような様子でした。立派な体格という表現を使いましたが、年齢的なこともふまえて評価すれば肥満あるいは肥満傾向であり、健康診断でも数値に問題が出ていたようです。本人の自覚症状では「健康」ということでしたが、体は確実に悲鳴をあげているようでした。

歯槽骨吸収

【白の点線が歯槽骨の本来の位置。矢印のように吸収されて溶けてしまった。】


 レントゲンを見ると、ほとんどの歯の歯槽骨が半分ほど溶けています。少しずつ歯が動く(動揺)といった症状が現れていますが、口の中全体が同時並行で進行していますから、ある時期を境に将棋倒しのように一気に歯列が崩壊してしまう可能性があります。一刻も早く適切な処置を行う必要がありますが、仕事が忙しいために、平日も土曜日曜もなく、当面は歯の治療に通うことができないということでした。

 仕事で忙しい働き盛りの男性の中に、このような深刻な歯周病を患う患者さんを時々見つけることがあります。やはり食生活を主とする生活習慣の乱れがその原因だと思われ、他にも、ストレス、過労、喫煙、口腔衛生への理解不足などの因子が考えられますが、この世代の男性でさらに問題なのは、いろんな理由で治療に通うことができない方が多いということです。この不況が続く日本の中で、多くのお父さんが家族や会社のため、我が身の健康を顧みる余裕もなく働いています。

 このブログをご覧の皆様のご家族にも40~60代の忙しく働くお父さんがいらっしゃるかもしれません。どうか最低でも年に1度は歯の検診が受けられるように、問題があれば治療が受けられるようにご家族のみなさんで配慮してあげて欲しいものです。

 丸橋歯科では今年から毎週、土曜日の午後も診療しております。平日仕事で忙しい男性の方も是非この時間帯をご利用いただければと思います。

(丸橋連雀町歯科・青木)

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2013年2月 9日

高齢者の栄養状態とかみ合わせについて

 こんにちは。丸橋全人歯科の礒野です。

最近は、寒暖の差が大きく体調を崩しやすい時期ですが

皆様は、いかがお過ごしでしょうか?

今回は、高齢者の栄養状態とかみ合わせについて

お話させていただきます

  
人は、加齢とともに身体活動および安静時基礎代謝量(生命活動

維持するために必要なエネルギー量)が低下するため、生きていくために
 必要な摂取エネルギー量が
低くなるので、徐々に食事量が少なくなっていきますが

中には必要以上に食事量が少ない方がいるのです。


  栄養不良や体重減少は、生命予後の重要な予測因子であり

実際、高齢者においてはBMI25 kg/㎡以上の肥満な人に比較して

BMI18.5 kg/㎡未満の痩せている人は、寿命が短いことが

報告されております。

また、栄養不良な状態だと日常生活動作の低下や免疫力が低下

することにより感染症にかかりやすく風邪など引きやすいことが

知られております。

   
高齢者の栄養状態は、歯の喪失や歯周病などの口腔内の問題と

強く関連していることが、多く報告されるようになってきております。

実際、総義歯(自分自身の歯がすべて喪失した口腔内に作られる

義歯)を装着している高齢者は、義歯の不調により十分に咀嚼できず

また咬みあわせが悪いため、食べ物が限られることが多いので

栄養不良の割合が高いことが知られております。

咀嚼力と栄養状態の関連を調べた研究結果では、咀嚼力が低下すると

栄養指標であるBMIや血清アルブミンなども低下することが

報告されております。


  自分自身では、問題無いと思っていても歯周病が進んでいたり

不適合な義歯を使用しているため無意識のうちに食べ物や食べる量を
  制限している場合があるので注意が必要です。

特にガンなどの全身的疾患や気分が落ち込むなどの精神的要因が認められないのに

体重の減少、身体機能の低下(歩行速度の低下など)、疲労感を

感じやすくなった等が認められるようなら口腔内に問題があって

必要な食事量を摂取できていない可能性があるので、一度歯科医院を

受診されることをお勧めします。

 

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丸橋全人歯科
理事長 丸橋賢

丸橋全人歯科 理事長 丸橋賢

1944年群馬県生まれ。東北大学歯学部卒業。同学部助手を経て、1974年、丸橋歯科クリニック開業。1981年、「良い歯の会」活動開始。2004年、群馬県高崎市栄町に「丸橋全人歯科」を開業。現在、丸橋全人歯科院長。日本口腔インプラント学会、日本全身咬合学会会員。日本歯内療法学会認定医。
主な著書に、『癒しの思想』 『全人的治癒への道』 『〈全人歯科〉革命』(以上、春秋社)、『新しい歯周病の治し方』 『歯 良い治療悪い治療の見分け方』 『よくわかる顎偏位症の治療と予防』 『インプラントで安心』 (以上、農文協)、『退化する若者たち』『心と体の不調は「歯」が原因だった!』(PHP新書)、『歯で守る健康家族』(現代書館)、『生きる力 〈いのちの柱〉を取り戻せ』(紀伊国屋書店)、『すいせん村のねこやしき』『エリカのお花ばたけ』(ストーク) など多数。