当院では、現時点で最も信頼性が高いシステムの一つである、ノーベルバイオケアー社の一連のガイドシステム(ソフトウエア、スキャナー、サージカルステント)を使用しています。
文献によると他メーカーのシステムの場合、インプラント治療では致命的とも言える数ミリ前後の誤差も報告されていますが、適応を考え、手順を手抜きなくきちんと行えば、ノーベルバイオケアー社のガイドシステムの誤差は0.3mm内外と言われており、当院でも全ての症例でそのような結果を得ています。
ガイド手術を行えば、正確に、安全に、そして低ストレスで手術を行うことができます。事前に仮歯を作成しておくことも可能で、即時荷重治療(手術当日に固定式の仮歯を取り付けて咬めるようにすること)も熟練すれば簡単に行うことが可能となります。
ガイド手術とは、患者さんのCTデータ、模型等のデータからパソコン上で装置(サージカルステント)を設計し、このデータをもとに、3Dプリンターで作成されたサージカルステントを使用してインプラントを埋入する手術方法です。
①外科手術時の負担軽減
外科的侵襲を最低限に抑える(痛み、出血、腫れ)
サージカルステント使用によるフラップレス手術
②計画通りのインプラント埋入
補綴物を考慮した理想的な埋入位置
骨、歯肉低下の防止と長期安定性の獲得
精密な計算を手術に反映できる
ガイド手術を行うとインプラントを安全に正確に埋入することが可能で、造骨が必要な例でも低侵襲で、ストレスを最小限にすることが可能な場合もあります。
ガイド手術を正確に行うためには、治療の読みや熟練が必要です。
骨がある場合には、フラップレス手術(歯茎を切らない手術)も可能で、この場合、翌日の腫れや痛みがほとんどありません。
サージカルステントを利用したフラップレス手術
©Nobel Biocareインプラント植立から仮歯の装着まで3時間程度