ヨーロッパでは確実であるがゆえに、いまだに選択されることが多い造骨手術。造骨手術をすることで、インプラントが長持ちするだけでなく、骨が原因で他院では断られてしまった方にも、インプラント治療を提供することが可能です。
造骨手術をするとインプラントが長持ちする理由
土台となる骨からしっかり作ることで、以下のようなメリットがあります。
・埋め込むインプラントを太く、長くできるので、力を支えるインプラントの表面積が大きくなる
・被せ物を歯磨きやメンテナンスがしやすい位置に入れられる
・骨がしっかりしているので、噛み合う力の中心にインプラントを埋入できる
また、骨がある程度残っている方や予算に限りがある方などは、造骨手術をしないインプラント手術も行っています。一度お気軽にご相談ください。
造骨手術例
造骨手術の手技は分類すれば多数ありますが、当院で行っている代表的なものをご紹介します。
●GBR
骨が不足している箇所を特殊な膜で覆い、骨のもととなる素材を詰めていき、骨の再生を促します。骨の吸収の度合いによって、その日にインプラントを埋め込むか、後日インプラント手術をするかを決定します。
●サイナスリフト
上顎の骨が少ない場合に行います。サイナスとは、上顎の奥歯の上方にある空洞のこと。この空洞に骨のもととなる素材を詰めていき、骨を作ります。骨の厚みが極端に薄い場合に使われる方法です。
●ソケットリフト
こちらも上顎の骨が少ない場合に行います。サイナスリフトと比べると比較的簡単な手術で終わりますが、できる骨の量に限界があるため、骨の厚みが極端に薄い人には適しません。