良い歯の会のご案内 ~ペリオ(歯周病)班~
平成21年11月「良い歯の会」ペリオ班発表
「いつまでも健康な歯と歯肉を保つために ~歯周病の理解とその予防・治療について~」より
皆さんは歯周病と聞くどのような病気とお考えですか? 歯肉から膿が出る、歯がグラグラして抜けてしまう、歳をとると誰もがなってしまう病気とお考えではないでしょうか?しかし、いくつになっても健康なお口の中を保っている方もいらっしゃいます。それは一体何故なのでしょうか?
当院では歯周病の原因を大きく2つに分けて診断と治療を行っています。
一つは口腔内要因型の歯周病です。歯みがきがきちんとできず汚れが残ってしまっている、食べ物がはさまりその部分が不潔になり歯肉の炎症を引き起こす、咬み合わせが強く当たりすぎて、その歯だけが歯周病になる(外傷性咬合)…などです。 もう一つは全身的要因型の歯周病です。野菜・海草・小魚などを食べないでビタミン、ミネラル欠乏が原因で起こる食生活由来の歯周病、貧血や高血圧、糖尿病など体全体が問題で歯肉の抵抗力が弱まってしまう歯周病などです。
口腔内要因型は原因が口の中だけにありますので、口の中だけ治療すれば治ります。ところが全身的要因型の歯周病はお口の中だけ治療しても良くならないケースがほとんどなのです。考えてもみて下さい…体が病気なのにお口の中だけ治療しても良くなるということがあり得るでしょうか?答えはNoです。
全身的要因型の歯周病の方は全身的に抵抗力が弱まっている為、歯肉も同様の状態です。その為、歯周病菌が非常に活動しやすい状況になっていて、少しプラーク(歯垢)が残っているだけでもすぐに歯肉が赤く腫れたり、歯周病が進行したりしてしまうのです。通常の治療ですと歯石除去(歯石は細菌の固まりです)、ルートプレーニング、歯周病の手術(歯周病の程度のひどいときに行います)を行いますが、全身的な要因型の方は治療後も経過が思わしくないことが多く、歯を支えている骨(歯槽骨)がどんどん溶けてしまい、抜歯せざるを得なくなってしまうケースが多いのです。
それではどのようにすれば治るのでしょうか?
それは患者さん自身が歯周病菌をはね返すような健康な体になることです。
では健康な体になるにはどうすれば良いのか?
体は食べ物でできています。その食べ物を変えれば良いのです。
全身的要因型の歯周病の方は、糖質、タンパク質、脂質は摂取過剰の状態で、ビタミン、ミネラルが不足している状態ですので、野菜や小魚など沢山とっていただきます。主食を精白したもの(白米、白いパンなど)から未精白のもの(玄米、搗き米や未精白粉からつくられたパン)に切り換えることも非常に重要です。また、糖質、脂質は控えめにし、タンパク質は肉よりも大豆・大豆製品、魚から主にとるようにします。ビタミン、ミネラルを豊富に摂ることで、体の組織や粘膜に抵抗力が増し、歯周病が良くなるだけでなく、貧血や高血圧、糖尿病なども改善できたと多くの患者さんから喜ばれています…
丸橋歯科「良い歯の会」歯周病班の発表では、ブラッシング法や歯周病の治療法だけではなく、このような歯周病を治す為の食事改善のアドバイスを分かりやすいスライドを使って行っています。是非ご参加下さい。
(佐々木)
「良い歯の会」では毎回、丸橋院長の講演の後に試食会があります。
玄米の滋味深い美味しさや無農薬野菜のみずみずしさや甘さに皆さん驚かれていました。
会場の入口では試食会で使われた旬の野菜や果物が販売されました。
試食会に続き、最後は歯周病治療班のスタッフによる発表が行われました。
歯周病の理解とその予防・治療について、このようなスライドを用いながら分かりやすく説明します。






