では、具体的にどんな食生活が生命力を高めるか、さらに歯周病を防ぎ、回復させるのか、その要点をお話します。
主食の穀物や、米や麦などは未精白のものを食べる。これが健康食の基本です。穀類はエネルギー源としてだけでなく、食物繊維、ビタミンB群の宝庫です。特に、ビタミンB群は、脂質、タンパク質、アミノ酸、炭水化物の代謝に働き、皮膚や口内の粘膜の発育になくてはならないもの。ところが、白米にはビタミンB1は5%しか残っておらず、パンも天然酵母で焼いたものはビタミンB群の損失が20〜30%に止まるのに対し、イーストで焼くと80%も失われてしまうのです。ですから、米なら玄米、胚芽米、三分搗(づ)き、五分搗きなどを、パンは未精白の天然酵母パンとします。できれば、有機肥料無農薬栽培のものが安全で栄養価もたかくなります。
他種のビタミン、ミネラル、食物繊維の供給源として、緑黄色野菜は毎日欠かせません。毎食摂ることで、栄養バランスは図2のように改善されます。栄養所要量をはるか上回る摂取量ですが、高ビタミン、高ミネラル傾向の食事は、明らかに病気の回復を良好にし、健康増進を助けることを、臨床的にも実感しています。 お勧めは、昆布、煮干し、干しシイタケに様々な緑黄色野菜を加えたみそ汁。味がよく、栄養的にも豊かな一品です。
カステラ1切37g、大福1個11g、ようかん1切30g、プリン1個10g、ショートケーキ1個30g…、これらに含まれる砂糖の量です。理想は1日10g以内ですが、こうして砂糖は簡単に過剰摂取となります。砂糖の摂りすぎが問題なのは、中性脂肪を上げ成人病の元凶となるからだけでなく、大量のビタミンB群、カルシウムを浪費してしまう点にもあります。ただでさえ、白米を主食とする日本人はビタミンB群が不足しているのです。栄養バランスが崩れるのは必然です。 また、すべての化学物質はビタミンA、C、Eを浪費します。