丸橋全人歯科の矯正治療
退化と闘う矯正治療
現代人をむしばむ顎の退化
古代人と現代人の顎の骨を比べると、その太さと下顎角(エラの部分)の角度の開き具合の違いに大きな違いがあることが分かります。食物が軟化し、噛む回数も少なくなるにつれて、段々と顎の骨が退化しているのです。特に現代では軟らかく食べやすい加工食品などが好まれ、噛む回数が激減し、生活習慣の急速な変化によって顎の退化の傾向がいっそう高まり、歯並びにも特徴的な変化が表れています。
顎の退化による歯列の変化
~あなたの歯並びは何型ですか?~
日本人を含むモンゴロイドの典型的な歯列の形態はU字型、あるいは放物線型(略してP型)をしています。歯列が狭くなるにつれてV字型、ギター型(略してG型)になる傾向にあります。V字型やG型は咬み合わせが不安定で、顎の偏位が起きやすく、肩こりや頭痛、腰痛など全身的な不調を訴える人も多くなり、歯列の退化傾向と比例して症状も重症化する危険性が高まります。
U字型歯列弓

「U字」のようにゆったりとしたカーブを描く理想的な歯列弓です。しかし、現代の日本人にはほとんど見つけられません。咬み合わせが安定し、バランス機能に優れています。
放物線(P)型歯列弓

V字型歯列弓

ギター(G)型歯列弓

ギターのように途中がくびれた歯列で、小臼歯の部分が内側に倒れており、咬み合わせが著しく不安定です。退化傾向が著しい歯列であり、心身に問題を抱えた咬合不良の人が多い歯列です。
顎の退化による歯列の問題
顎の退化は歯列不整や不正な咬合の原因となります。そしてそれは、虫歯や歯周病、顎偏位症やさまざまなお口の中のトラブルのきっかけとなり、最終的には歯列破壊、咬合破壊へと繋がっていきます。このような負のサイクルを断ち切るために矯正治療は大きな力を発揮します。
クラウディング(乱杭歯)

顎の大きさが小さいために、歯が理想的に並ぶことできず、八重歯などのクラウディング(乱杭歯)と呼ばれる不正咬合が非常に増えています。当然、咬み合わせも悪く、正常な位置で咬めないので顎偏位を起こしていまいます。ブラッシングも難しく、虫歯や歯周病の原因にもなり、咀嚼も効率的に行うことができません。
第2大臼歯の埋伏

下顎が小さいために第2大臼歯が手前の歯に引っかかって正常に生えてくることができません。親知らずはほとんどの人が手前の歯に引っかかって正常に生えてくることができませんが、最近ではその1本手前の第2大臼歯までもが途中で引っかかって萌出できない人が現れています。

奥歯が低く、前歯が深く咬み込んでいる咬合

臼歯の部分の萌出が浅く、さらに小臼歯部はずれて咬み合わないために、咬合が低くなっています。そのため前歯の咬み合わせが深く、下の歯列は前歯に隠れ見えません。このようにしっかり咬むところがほとんどなく、全身的にも様々な問題を抱えています。
退化と闘う矯正治療
顎の退化は歯列不整や不正な咬合の原因となります。そしてそれは、虫歯や歯周病、顎偏位症やさまざまなお口の中のトラブルのきっかけとなり、最終的には歯列破壊、咬合破壊へと繋がっていきます。このような負のサイクルを断ち切るために矯正治療は大きな力を発揮します。
クラウディングの矯正治療例

上の写真は典型的な八重歯のケースです。犬歯が生えるスペースが無いために下の歯と噛み合うことなく、途中で止まっています。下顎の前歯は歯並びがかなり凸凹になっています。このような歯のサイズに比べて明らかに顎が小さい場合は、抜歯をして歯を並べるためのスペースを作ります。この患者さんの場合は、小臼歯を上下左右4本抜いて矯正治療を行うことになりました。

矯正治療後の口腔内の写真です。八重歯や凸凹した歯並びもすっかりきれいになり、人前でも口元を気にせず笑うことができます。きれいな歯並びは審美的なことだけでなく、虫歯や歯周病の予防にも絶大な効果があります。
V字型歯列の治療

(矯正治療前)
左右の犬歯(糸切歯)の間(矢印間)が極端に狭いV字型の歯列弓をしています。

(矯正治療中)
固定式の矯正装置で上顎の骨を左右に広げる治療を行い、適切な幅の歯列を作るように歯並びを整えます。

(矯正治療後)
歯列が十分に広がり、咬合も安定した左右対称の放物線型(P型)の歯列弓になりました。
G字型歯列の治療

(矯正治療前)
小臼歯の部分(矢印)が内側に倒れ込み、ギターのような形の歯列弓をしています(G型歯列弓)。

(矯正治療中)
取り外し式の装置を足場にして、内側に倒れ込んだ小臼歯を外側に引っ張り出しています。

(矯正治療後)
小臼歯の部分は外に拡大されて、きれなU字型の歯列弓になりました。咬み合わせも改善され、体調もよくなりました。






