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匿名 (長野県・保母・44歳)


 

初診時の姿勢。他院で受けた不良補綴物が原因で咬合が狂い、首が左に曲がっている。
1年後の姿勢。当院で正しい咬み合わせの補綴物に作りかえて、首の曲がりも良くなる。

 夫の転勤で東京都日野市、神奈川県横須賀市へと移り、現在は松本市に住んでいます。転居先では、まず小児科と歯科の情報集めをします。一般歯科も行っているK小児歯科は、子どもとも相性の良い所。私も1997年11月に受診しました。しかし「治療を受ければ治る」と信じていた歯の痛みはとれず、仮歯を作るときにたたかれた下顎まで痛みだす結果に。ものが噛めない状態が半年も続き、悶々とした日々を過ごしていました。

 そんな時『良い治療 悪い治療の見分け方』という丸橋先生の著書に出会ったのです。読み進むうちに「信頼できる」と直感。高崎通いを決心していました。1998年5月の初診で「大丈夫、治りますよ」と力強く言ってくださった丸橋先生。診察台でどれほどホッとしたことか。この時ほど「大丈夫」という一言に力があることを実感したことはありません。この言葉に支えられ、一年以上にも及ぶ新幹線通院ができたのです。

 私の場合、他院の治療のやり直しで、根管治療、インプラント、正しい咬み合わせを考慮した歯の製作など慎重かつ丁寧な治療。そのお陰で、痛みもなく何でも食べられるようになり感謝の日々です。

 他院での治療で、奥歯は抜かれてしまいました。そして健康な歯を犠牲にして欠損部を補綴。それも数年後には、根元から虫歯になってしまい最悪の状態でした。「もっと歯を守る努力をしていれば」と後悔しています。「変だ」と思うことはあっても、知り合いの紹介だったことから転院を言い出すこともできませんでした。

 K医師に募る不信感。無防備に口を開けることが不安で、逃げ出すことばかり考えていました。医師の技術など分からないまま受診する私たち。「変だ」と感じたら逃げ出すしか方法はありません。K医師から逃げ、高崎通いを決行したのは大正解!「この先生なら大丈夫!!」と確信がもてた時、“全身の緊張がとれ、良い状態で治療が受けられる”と実感しています。

 この経験からも、子どもは虫歯にならないよう心がけてきました。幸いなことに長男出産の折、丸橋先生主宰の「良い歯の会」と同様の食生活を推進する助産婦さんと知り合うことができました。これを機に食生活を改善。生産者のはっきりしている安全な食品を購入しています。それだけが救いです。

 一年を超える高崎通いは、生活全般をあらためて見直す良い機会でした。“良い医師との出会いは、人生をも変える”オーバーな表現ではなく、本当にそう思います。

「いのち」第18号より  (丸橋歯科「良い歯の会」 平成11年10月15日発行)


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