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 残った自分の歯は3本しかなく、上顎に7本のインプラントを植えたところ
 その4ヶ月後。インプラントを支えにしたブリッジを入れる。自分の歯と同様強力に咬める

 

 

 
 インプラントを入れたいと言って来院する患者さんが急増しています。その増え方は驚くほどで、丸橋歯科では現在、年間約1千本もインプラントを植えています。日本で一番多いと言われていて、2位は3百本程度と聞いています。ほぼ毎日、インプラントの植立手術をしていますが、多い日は1日に3〜4人もいます。

 このように希望者が増えている理由の第一は、材質や技術の進歩によってインプラントに対する信頼性が飛躍的に向上したためと考えられます。自分の歯と全く同じようにしっかりと噛めるし、耐久性も良く、何の違和感もありません。それに、熟練した技術をもってすればあまり難しい治療ではなく、危険もほとんど心配ありません。抜歯よりずっと簡単で、短時間で済み、あまり痛くもありません。術後に1回も鎮痛剤を飲まなかったと言う人もいるほどです。インプラントは、安心して受けられる時代になったと思います。

 

 熟練し、優れた技術
 何と言っても重要なのは優れた診断力と技術です。現在、歯科の分野で最も訴訟が多いのはインプラントです。それを理由に、インプラントそのものが危険だと言うマスコミもありますが、それは違います。それは良質な檜材を下手な大工に与え、不良な家が出来たら檜はダメと言うようなものです。未熟、非力な手でやれば確かにインプラントも危険です。

 複数のインプラントを使いこなす
 1種類のインプラントだけに拘わっている歯科医がいますが、症例によって、特徴の異なるインプラントを使い分けることが必要です。

 咬み合わせの力量も必要
 インプラントを入れたのに噛めないと言っている人を見かけることがあります。調べると補綴物の咬合が正しく作ってないのです。これでは噛めなかったり、ダメになったりします。あくまで総合的な力がなくてはインプラントは成功しないのです。

 また、驚くほど高価な例を耳にします。1本40万〜50万円という例も多いようです。丸橋歯科ではできるだけ多くの人に使っていただけるよう、インプラント19万円、補綴物4万〜8万円にしています。もっと利用者が多くなればコストはさらに下がるでしょう。技術面の進歩もあり、適応症もかなり広がっています。従来はダメだと言われた浅い骨でもインプラントが出来るようになっています。

 いままで入れ歯を入れていた人がインプラントを入れると、まるで生まれかわったみたいだ、何故もっと早く知らなかったのだろうと驚くのが通例です。

 糖尿病など、全身的な病気のある人はインプラントが出来ないケースもあります。病気のある方はそれを告げて相談し、十分に検査をして決して無理をしない方針をとることが大切です。

「いのち」第18号より  (丸橋歯科「良い歯の会」 平成11年10月15日発行)


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