次に私が関心を持ったのは、近年、人間、特に日本人に進行している“形態的歪み”です。鳥や魚、蝶や蝉、猫や犬などを観察して下さい。完全な左右対称形をずっと長い間保ち、少しも崩れが認められません。人類も、人類史の中でこの左右対称性や、人種固有の特徴を保ってきたのです。それが、人類史的な尺度から見ればほんの1秒に匹敵するほどの短期間、この二十年くらいの間に、人類、特に日本人に形態学的変化が著しく進行しているのです。生物を見つめる一般的な目で見る時、形態学的変化は、何かあ、より重大な変化の兆しと考えるべきです。私は不吉な予感を抱きました。
果たして、形態学的異変の起きている若者を中心とした現代の日本人には、重大な不快症状が発症するようになりました。この形態学的異変は、顎骨と歯列に始まり、姿勢の崩れへと進み、心身の異常を引き起こしています…