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…母親の食生活は、野菜、海藻、小魚が不足し、甘い物が多く、現代の食生活の欠点を並べたような内容である。その上、最初の子どもを妊娠してから、丈夫な子どもを産もうと毎日乳酸飲料を飲んだと言う。子どもが生まれると、同じ乳酸飲料を子どもにも飲ませた。その結果がこのような状態となったのである。このような母親はよく、「私に似て子どもも歯が弱くて困る」と言う。しかし、正確には、「私の知性に似て、子どもの歯が腐った」と言うべきである。この母親も、自分の生活が原因とは考えてくれない。子どもも自分に似て歯が弱いと嘆き、子どもを産んだら歯が急に悪くなったとお産のせいにする。
「結婚した時、虫歯は2本しかなかった。6年間に3人の子どもを産んだら、こんなに歯が悪くなってしまった。子どもを産むのは歯に悪いですね」と言う。
もともと食生活の内容に大きな問題があり、弱い歯が形成されていた上に、妊娠以来多飲した乳酸飲料が決定的な役割を演じてしまったのである。さらにこのような生活態度の人は、歯みがきも悪いのが一般的である。子どもの歯みがきが悪いと注意すると、「そうなんですよ先生、いくら言っても言うことを聞かないんだから。先生よく注意しておいて下さい」などと応える。そして自分では甘い物ばかりパクパク食べ、歯も満足に磨かないのである。母親が自分で磨いていないのに、口先で子どもに注意しても磨くはずがない。子どもは手の洗い方も掃除の仕方も、母親そっくりに真似て育つのである。母親の姿を写し出す鏡である。
治療が必要なのは母親の頭
このような子どもの歯を歯科医がどんなに一生懸命に治療しても無意味である。またすぐに再発を繰り返し、母親と同じ口腔となり、全身も病んでしまうはずである。最初に治さなければならないのは母親の頭の中味である。…
「癒しの思想」知性が腐ると歯も腐る より
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