生きる力 〈いのちの柱〉を取り戻せ
著者 丸橋 賢 紀伊國屋書店 定価(本体1,600円+税)
食育・歯育こそが元気の源に! 無気力・不健康・アレルギーを吹き飛ばせ! いのちのパワー・アップは歯から
◎なぜ子どもの学力は低下傾向なのか。
◎なぜ冷え性の人が増えるのか。
◎なぜ高齢者より若者に肩こりが多いのか。
◎なぜ不登校が増えるのか。
◎なぜ異常で凶悪な犯罪が増えるのか。
じつは、その原因は歯にあったのかもしれない。
国技の相撲で負けるほど、日本人はなぜスポーツが弱くなったのか。 若者の不登校と不健康、アレルギーの増加、異常な犯罪の続発…
現代日本の不可解を解く鍵は何か。
これらの背後に、急速に進行する顎と歯列の退化があった。
食育の乱れが〈いのちの柱〉をゆがめ、心と体にひずみを起こしていた。
日本人広く蔓延する、この退化に対する予防と対策を強く訴える。
「序にかえて さ迷える若者たちの群れ」より…
現在の医学観に不足している視点があるとすれば、それは何であろうか。咬み合わせのズレを補正してみると、それら悩める人々のほとんどに驚くほどの改善がその場で現れることから見ても、不足している視点のうち、主要なものは歯であることは間違いない。つまり生命活動や健康との関係で、歯や咬み合わせを見つめる視点を加えると、健康観や医学観に新しい視界を開くことができるのではないか。死角のように存在していた暗い穴が、明るく見えてくるのではないか。
私たちは、「良い歯の会」を26年間、積み重ねてきた。その結果、歯育・食育を重視しようという見方が生まれた。そうして現在の私のいのちをみつめる目 つまり医学観は確立されてきた。このことを本書でくわしく述べてみた。じつは「良い歯の会」の機関紙は「いのち」(医・農・智)と名づけられている。この名称にはこの会発足当初からの、わたしの医学観があらわれている。直感的に医療と、農を含めた食と、本人の理解の深さのそれぞれの大切さと、三者の統一的観点が必要であることが受け止められていたのだと思う。この感性が、27年目に入った「良い歯の会」を貫いて、現在の全人的歯科医学に辿り着いたのである。 現在、多くの日本人が、体力や気力の低下、頭痛、首や肩、背中のこり、腰痛、不眠、冷え、しびれ、原因不明の目の痛み、ふらつきなどに苦しんでいる。それに加え、また多くの人が、異常な犯罪や、ニート、不登校の増加などの社会現象に疑問を抱いている。本書が、このような疑問や苦痛の解決のために、新しい視界を開いてくれるだろうと信じている。